還暦同窓会(小学校)の顛末

後味が悪かった小学校の還暦同窓会

小学校の還暦同窓会が終わって、還暦イベントは完結!となりましたが、何とも後味の悪いものになってしまいました。

いえね、なんとなく予感はあったんです。

あれ?なんか、話がうまく通じてないな…とか、ちゃんとやっててくれてるんだろうか?とか、打ち合わせの中で、不安を感じるところが、ときどきあったので。
でも、いやいや、仮にも還暦になる大人だし、職場の管理職として立派に仕事をしてきた人なんだろうし、ここで私ごときが出過ぎたことをしたら、気を悪くするんじゃないかな…などと思って、万事控えめにしてきてしまいました。

ところが、終わってみたら、出しゃばらなかったことを、大きく後悔することになってしまいました。

情報共有は、LINE?+メッセージ?

高校の同窓会も、中学の同窓会も、幹事のほとんどがLINEを使っている人だったので、最初の集まりの時にすぐにグループLINEを立ち上げ、その後は、いろんなことを情報共有して、うまくいきました。

今回も同様に、「グループLINEを作ろうよ!」と提案しましたら、なんと、「LINEは嫌いなので使いたくない」という人がいたんですね。

であれば、メーリングリストか何か作ろうかと、いろいろ試してみたんですが、メールそのものを「パソコンから送信したメールは受け取らない」設定をしていて、それも変える気がないというので、全員が使えなくて断念せざるを得ませんでした。

そのうち、LINEが嫌いだという人が、「+メッセージ」を提案してきました。
これはこの時初めて知ったのですが、2018年6月からサービスが始まったばかりで、ドコモとソフトバンクとauの3社が共有で開発したアプリだそうで、詳細は以下参照。

LINEが嫌いだという人の意見だと、LINEはいろいろな迷惑メッセージが入ってくるけど、+メッセージは入ってこないから、こっちを使いたいというのですね。
それ以外は、ショートメールと違って文字数の制限もないし、写真も簡単に付けられるし、スタンプも使えるし、複数人数でグループが作れるし、遜色は無いというんです。

ただし、アプリはインストールしなくちゃならないんですね。

でもまあ、私には未知のものだったので、まず、使ってみなくちゃわからないよね、と思いましたので、自分のスマホにアプリをインストールしてみました。

で、「インストールしてみたよ」とメッセージしたら、他のみんなも次々インストールして、もうなんとなく、この幹事会は+メッセージを使うってことになってしまい、早速グループを作ってやり取りをすることになってしまいました。

+メッセージの使いにくいところ

まあ、スマホに+メッセージのアプリを入れられれば、グループにメンバーを誘うことができたのですが、やはり、使えない人もいるんですね。

+メッセージが使えない人
・ドコモ、ソフトバンク、auのキャリアを使っていなくて、格安スマホを使っている人
・3社のキャリアを使っていても、簡単スマホを使っている人

多少のメンバーは使えないことが判明したのですが、その人には、別の方法で連絡するということにして、幹事の話し合いと情報共有は、+メッセージを使うことになりました。

みんなで一度に話し合うことが目的でLINEを使おうと提案したのに、結局、全員が同じテーブルにつけず、一部のメンバーには時差が生じることになってしまいました。
時差と、伝聞による解釈の違いとかが生じるかもしれません。

そして、私にとって一番都合が悪いことには、+メッセージは、パソコンで使えないということ。

私はLINEもパソコンで使うことが多いので、ワードやエクセルで作った、案内状の案や名簿・住所録はそのままパソコンから、LINEに添付して、メンバーに諮っていたのですが、+メッセージはパソコンで使えないので、作った資料は、一度自分のスマホに送信して、そのデータを+メッセージに送るという、めんどくさいことをしなければなりません。

めんどくさいなあ。

それにね、LINEが嫌いな人以外は、もうすでにLINEを使っていて、そのままグループを作ることができたんですが、+メッセージにするとなると、ほとんどのメンバーは初めて使うので、アプリをインストールするという手間をかけさせることになったんですね。
LINEを使うなら、その人一人が考え方を変えてくれてLINEを使う気になってくれれば済むところ、その他のメンバー全員に手間をかけさせるって、どうなの??とも思ったけど、まあ仕方がない。
LINEを頑なに使いたくないっていう信条を、曲げさせるわけにもいかないですからね。

結局、最後まで+メッセージでのやり取りをすることになりました。

幹事会は、お酒有り??無し??

高校の幹事会は、女性だけの集まりだったので、お酒無しのランチタイムに、お昼ご飯を食べながらだったのですが、中学の同窓会の幹事会は、男性も半分いましたし、夜の集まりで、当然、お酒を飲みながら、楽しく話し合いをしていました。

幹事の集まりで、久々に顔を合わせて、呑みながらいろいろ話し合うのが、また幹事の楽しみだっていうこともあって、月に1度の幹事会も、メンバーの楽しみになっていました。
同窓会そのものも、絶対成功させよう~!っていう、気合も高まりましたしね。

ところが、小学校の同窓会では、メンバーの一人が、「話し合いにお酒は必要ない」「お酒呑みながらでは、まともな話し合いができない」「だいたい、酒飲みは大嫌いだ」「酒飲みはいやな気分にさせられる」と言い出して、お酒を飲みながら楽しくやりたいメンバーと険悪な雰囲気になってしまいました。

これは、+メッセージでの、次会の幹事会の集まりを、いつ何処でやろうという話し合いをしているときのことです。

これは大変!と、「酒飲みは嫌い」と言った人と、「嫌いな人は飲まなくてもいいし、飲みたい人には飲ませてよ」と言った人に、個別にメッセージを入れて、
「お酒の席で、だいぶ嫌な思いをした経験があるんだね~。でも、幹事メンバーはみんな大人だから、お酒呑んでも変になったりはしないよ~」とか、「○○君は、きっとお酒の席でトラウマがあるんだよ。何とかなだめるから、気持を納めて~」とか、何度もやり取りをして、『集まりは夜にして、呑みたい人は少し飲んでもいい』というところに落ち着きました。

ちょっとしてから、そうやって同じように、裏で個別に説得していた幹事が、もう一人いたことを知ったのですが。

この一件でも、あー、この幹事会、大丈夫かなあ、先が思いやられるなあ…と、思ったことは思ったんです。

幹事長は、誰がやる?

「酒飲みは嫌い」発言の○○君は、今回の幹事長なのですが、この幹事長を決めるのが、まあそもそも、間違っていたといえば、間違っていたかも。

幹事長は、会の時に開会の挨拶をしたり、まあ、幹事会の代表的位置に立つ人ですよね。

最初、まあささんがやれば?という意見もあったのですが、正直なところ、私はもう、高校、中学に続いて3回目の幹事役で、少々疲れてもいたし、表に立つのは、男性にお任せしておこうかなという気持ちもあったし。

で、男性幹事の一人が、「5年前の同窓会の時、○○君が、次回の幹事長だって決めたよね。」ということで、今回の幹事長を決めたという感じでした。

ところがどっこい。

「幹事長」って、偉い人、立場が上の人、っていうことになっちゃうのかな。

幹事会の場所を決めるときも、幹事長が「じゃあ、□□君、お店を予約しておいて。」と、命令??
お店の予約ぐらい、誰がしてもいいと思うし、私がやってもいいし、幹事長が電話してもいいんじゃないの?

「長」が付くと、他の人に命令するの??

あれあれ?と、ちょっと不思議な感じがしました。
職場の延長と勘違いしてるのかな?
自治会長とかになると、威張っちゃうおじさんとおんなじ?

それ以降も、他のメンバーは、自分ができることは進んで提案して、自分で動いているのに、幹事長は特に何もせず。

中学の幹事会では、幹事長が一番動いていたので、なんとも不思議な感じでした。

会場はどこにする?

さて。

「5年前の同窓会の時、次回の同窓会は泊りでやろうということになった」という一人のメンバーの発言から、還暦同窓会は泊りがけ、というのがデフォルトで、幹事会はスタートしました。

まあ、日頃車でないと移動できない田舎に住んでいて、なかなか飲み会でもお酒が飲めないので、いっそ泊りがけの方が、心おきなくお酒が飲めるかな、と思い、特別反対はしませんでした。

それでも、日帰りじゃないと参加できないという人がいるかもしれないので、次のような条件を付けて、会場探しをすることになりました。

・なるべく安く泊まれるところ
・泊ってもいいかなあと思える場所にあること
・帰ろうと思えば、帰れる位置にあること
・還暦祝いに相応しい、美味しいものが食べられるところ

幸い、私達が住んでいるところの周辺には、そこそこの観光地があり、宿もあるので、北方面にするか、南方面にするか、と、持ち寄ったタブレットやスマホで、検索しました。

観光ホテルなどは沢山あるのですが、もう、最初から値段が高いので、2万円とか、3万円とかの会費になってしまいます。
いろんな立場のクラスメイトがいるでしょうから、会費が高すぎると参加者が少なくなってしまうかもしれません。

であれば、ホテルは諦めて、民宿?

それも、船宿や海の家程度のところではなくて、ちょっと贅沢な雰囲気がする民宿がいいよね。
ここなら泊ってみたいって、思うような。

小奇麗な民宿なら、みんな満足するんじゃない?
などと、探してみても、やはり、値段が高かったり、半年先の予約も取れないような繁盛店だったり、なかなか決定打がありません。

そんなとき、幹事長が「知り合いの民宿があるよ。懇意にしているから、無理も聞いてくれる」と言い出しました。
民宿の名前を検索してみると、北方面にある温泉民宿で、海の近くだから、魚料理が自慢で、しかも、リーズナブルなお値段。

一度幹事全員で、試しに昼食を食べに行ってみて、まあ、これならいいかもと、その民宿に決めました。
源泉かけ流しの温泉があることや、料理が評判で、芸能人や有名人が沢山訪れ、残した色紙がロビーに貼られていたのも、信用の材料になりました。

帰りがけに、民宿の女将さんに、「同窓会をやる予定」「泊まる人も、帰る人もいると思う」「参加予定はだいたい○○人ぐらいの予想」「1人当たりの料理の予算は、5000円ぐらい」「宴会開始の時間は、17時ぐらい」「いろいろ変更になると思うので、詳細は2週間ぐらい前に連絡します」ということで、半年ぐらい先の日にちだけを伝えておきました。

ああ、思えばこの時に、もう少しきちんと、伝えておけばよかったんだなあと、後になってから後悔しました。
あとで悔やむから「後悔」なんだけどね。

幹事長?大丈夫かなあ?

その後、+メッセージでのやり取りで、いろいろなことが話し合われました。

・会費は、なるべく安くしたい。高いと参加できない人もいるだろうから。
・往復はがきを買ったり、印刷したり、当日の宴会の飲み物は、遠慮しないで済むぐらい充分に出したいし、泊まりの人の2次会のお酒やおつまみを買ったり、記念写真を撮って、あとでプリントしたり、それを郵送したり、消費税や諸経費を考えると、料理代、宿泊代に3000円分ぐらい足した金額が会費ということになる。
・泊まらずに帰る人を考えると、交通の便があまり良くないので、20時台の電車に乗れる時間に解散したほうが良い。

ということになって、そうすると、泊まらない人の料理代は、一人4000円にして、宴会の開始時間は16時からにするのがいいよね、という結論になりました。

で、そこの民宿は、幹事長の知りあいだというし、下見の昼食の予約も幹事長がしてくれたし、同窓会そのものの予約確認も、当然、幹事長がしてくれるんだろうと思いました。

ところが。

決まったことを、民宿に連絡してね~と、+メッセージで伝えても、なんか、反応が頼りない。
本当に連絡してるのか??

幹事が話し合う中で、何度か、民宿に問い合わせたり、確認したりすることが必要だったんですが、その都度、本当に電話してるのか?こちらの用件は、ちゃんと伝えてるのか??と、不安になりました。

いっそ、私が自分で電話して確認しようか…と、何度か思いました。

それでも、幹事長のお知り合いだというところに、他の者が問い合わせとかしてしまったら、気を悪くするだろうな、これは、幹事長を信頼しなければ…と、じっと我慢していました。

幹事長を尊重して、自分で電話しちゃおうか、と思う気持ちを抑えていた幹事がもう一人いたことは、後から判明したのですが、この時は、でしゃばるようなことはしなかったのです。

そして、往復はがきで郵送した案内状の返事も戻り、参加者の人数も固まって、宴会での進行も決め、ゲームなどの賞品や、二次会のおつまみなども買って、準備を進めました。

宴会開始時間が伝わっていなかった!

PC仕事担当の私は、参加者の名簿、会費徴収用の名簿、宿泊者の部屋割表、宴会の席を決めるくじ引きの紙、賞品に貼り付ける「一等賞」などのラベルなどをプリントして、当日は早めに民宿につきました。

他の幹事も同様で、正面に掲げる「祝 還暦同窓会」の横断幕、紙で作ったお花、そのほかもろもろの準備品を持参して、早めに会場を整えました。

宴会は16時開始と案内しましたからね、15時半ごろには、続々と参加者が集まって、懐かしい会話も賑やかになってきました。

受付担当の私は、1階の入り口近くに居て、徴収した会費などを数えていたのですが、何気なく、傍を通った女将さんに、「同窓会なんていいですねえ、私なんて一度もやったことありませんから羨ましいです」と声をかけられ、「16時開始ですから、みんなもう張り切って集まっちゃいましたよ」と応えたら、女将さんは不思議そうに、「宴会は17時からですよね?」というのです。

「16時からとお願いしているはずですが、連絡行ってませんでしたか?」

!!!!!!

これは大変!
もうみんな集まっちゃってるのに、宿では、17時からと思っているので、まだ宴会会場の準備ができていないのです。

既に宴会会場になる部屋で、三々五々、おしゃべりしていたみんなは、一度別の部屋に移って貰わないと、料理を並べたり、会場の準備ができません。
急遽、別の部屋を貸してもらって、準備ができるまで、ビールとお茶で過ごしてもらうことになりました。

そして、他の幹事のメンバーが、ビールの用意をしたり、話題を振ったりと大奮闘。

民宿では、大急ぎで準備を進めてくれたのですが、そんなに早く間に合うわけもありません。
結局、宴会をスタートできたのは、ほぼ17時近くでした。

司会進行役の幹事が、別室への誘導、また準備ができた会場への誘導、着席してからのスムーズな宴会のスタート、参加者の近況報告など、流れるようにうまく運んでくれたので、参加者の皆さんには、さほど不自然に感じさせず、楽しい時間を過ごしてもらえたと思います。

還暦同窓会そのものは、懐かしいクラスメイトに久々に会い、いろいろな話をしたり、ビンゴゲームを愉しんだり、酒を酌み交わし合って、楽しい会になったと思います。

「楽しかった~!次回も楽しみ!」と言いながら、日帰り組は、帰って行きました。

泊り組は、宿泊室の一部屋を二次会部屋にして、再度、呑みながらおしゃべりを愉しみ、熱い温泉に入って、夜中まで。

翌日の朝ごはんも、みんな満足していただきました。

え?お金が足りない??

朝食が済んだら、会計係の私は、お金を払いに行かねばなりません。
民宿の女将さんに声をかけて、会計の明細を出してもらいました。

その金額の通りに、10,000円札や1,000円札を揃えて、支払をすると、え?残りのお金が3,000円ほどしか手元に残りません。

え?

え?

往復はがきや、賞品や、二次会の飲み物やおつまみなどは、幹事の誰かしかが立て替えているし、これから集合写真をプリントして、郵送したりするつもりだったので、数万円は手元に残るはずなのに、3,000円しか残らないのでは、全く足りません。

それらのお金が充分に残るように、綿密に話し合いをして、徴収する会費を計算したはずです。

頭が真っ白になって、他の幹事に報告しました。

女将さんから受け取った明細を見てみると…。

料理代が、一人当たり、5,000円になっているではありませんか!

料理分の費用は、4,000円にしてもらうよう、幹事長から伝えてもらっているはずです。

しかも。

料理やお酒、宿泊料の他に、入湯税も宿泊者の人数分、加算されています。

事前の幹事長からの話しでは、入湯税は取られないはずでした。
下見で幹事が昼食を食べに行ったときにも、入湯税は無しで、幹事長が「温泉に入るのは無料だよ」と言っていたのですから。

もし、本番の同窓会で入湯税がかかるのであれば、幹事長が私たちに教えてくれるべきでした。
というか、なぜ、それを確認しない??

もう、完全に、幹事長の連絡ミスです。

あれほど、何度も話し合いをして、綿密に計算を繰り返して、会費の金額を決めたのに。

あれほど、民宿に連絡してね、と、何度も念を押したのに。

今までの話し合いは、全部、無駄になってしまったという気持ちで、幹事メンバーはみんな、声には出さないけど、怒り心頭です。

いや、その怒りを、その場で、声に出して言うべきだったのかもしれません。
しかし、みんな、「幹事長は自分の失敗を悔いているに違いない。だから、声を大にして、幹事長を責めるのはやめよう」という気持ちがありました。

だからこそ、幹事長には、他の幹事メンバーに向けて、一言でも「失敗しちゃった、ごめんね。」という言葉が欲しかったんです。

でも、でも、「ごめんね」の言葉は、幹事長の口からは、一度も発せられなかったのです。

もやもやとした気持ちを抱えながら、その日は解散し、家に戻りました。
足りないお金の対処について、話し合わなければなりません。

翌日からまた、+メッセージのグループで、話し合いです。
幹事長は「足りない分のお金は、私が払います。」というのですが、いくら払うつもりなのかは、言いません。
単純計算で、料理代超過分の1,000円×参加者の人数分です。
かなりの金額ですよ??
私だったら、一度に払うのは、かなり厳しい金額です。

みんな、幹事長からの謝罪の言葉を、待っていました。
そうしたら、幹事で不足分を頭割りして再徴収してもいいかなと思っていました。
個人で出すには、ちょっと金額が大きすぎるのでね。

しかし、謝罪の言葉は一言もなく、その代わりに、みんなの気持ちを逆なでするような言葉を吐くので、他の男性幹事とまた一触即発状態になってしまいました。

また個別のメッセージで、なだめたり、説得したりして、とりあえず、幹事の反省会で集まって、精算をすることになりました。

不足分は、幹事で頭割りして負担することにしたけど…

なぜ、半年前から準備して、いろいろ計算したり話し合ったり、案内状を印刷して発送したり、返信葉書を集計したり、買い物をしたり、当日は盛り上げようと進行したり、他の参加者のみんなに楽しんでもらおうと頑張ってきたのに、他の参加者よりも多い金額を支払わなければならないの???という、割り切れない気持ちは有ったけど、現実にお金が足りないのだから仕方がありません。

反省会で集まったときに、幹事全員で、不足分を頭割りした金額を、再徴収し、立て替えている人に戻して、同窓会の会計は終了ということにしました。

もしかしたら、反省会の当日、幹事長は他のみんなに「自分が悪かった、ごめんなさい。」と謝ってくれるのか?と、淡い期待もあったのですが、ついに最後まで、一言の謝罪もありませんでした。

しかも。

また、みんなの神経を逆なですることをやらかしてくれました。

幹事以外のメンバーも、そののちの連絡などのために、連絡先を交換し、SNSのグループを作りました。
そこで、同窓会の会計報告をしたのです。
幹事の一人は、会計の不足をみんなに知らせることになれば、そこで、自分のミスを申し出てくれるのではないか、と、期待したからだといいます。

しかし、しかし。

幹事長がそこに入れたメッセージは、「しかたないね」と書かれているふざけたキャラクターのスタンプだったのです。

幹事に向かない人を、幹事にしてはいけない。

高校の同窓会の幹事は、当時の生徒会長が、各クラスの幹事役、もしくは、幹事仕事が好きそうな人に声をかけて、各クラスから1~2人の幹事を集めて、スタートしました。

中学校の場合は、クラス幹事というものが決まっていなかったので、学年全部で同窓会やりたい!と思った人が、めぼしい人に声をかけ、幹事ができそうな人、幹事仕事が好きそうな人を集めたものです。

どちらも100人規模の同窓会になりましたが、大盛会で、幹事仲間も楽しく役目を終えることができました。

小学校の同窓会は、やはり学年全部でやるのですが、この幹事は、5年前の同窓会の時に決めた人です。
幹事仕事が好きだろうが嫌いだろうが、仕事ができそうか、そうでもないか、などに関係なく、今まで幹事をやったことない人、もしくはしばらく前にやった人から、持ち回りで決めただけにすぎません。

前々回の10年前に幹事だったのは、私を含めて4人だけ。
あとの幹事は初めての幹事で、向き不向きはわかりませんでした。

幹事経験者は、それなりに幹事能力が計れるので、安心していたのですが、甘かった。
しかも、持ち回りだからと、初心者を幹事長にしてしまったというのは、大失敗でした。

「幹事に向かない人は、幹事にしてはいけない。」
これは大きな教訓です。

還暦でも、還暦でなくても、記念になる同窓会を成功させたかったら、幹事経験者で、幹事の仕事が好きな人、みんなを喜ばせたいと思っている人、自分で積極的に動こうとする人を幹事にするべきです。

以上、非常に後味の悪かった同窓会の顛末でした。