年金の請求は、郵送で

還暦近くなると、そろそろ年金の話題

還暦とは言うものの、何しろ自分は若いと思っているので、実感がわかなくて「年金」などという単語は頭に浮かんでも来ていなかったのですが、還暦同窓会の打ち合わせなどでかつてのクラスメイト達と顔を合わせるようになると、「年金」というキーワードを耳にするようになりました。

そのうちの4月が誕生日の女性から、「皆様、年金の手続きをするときは、カキュウネンキンの手続きを忘れないね」という言葉を聞いて、ホウホウ、なるほど、「カキュウネンキン」というものがあるのだな、忘れないでおこう、などと考えていました。
だって、年金手続きの書類も手元に届いていないし、なんのことやらさっぱり…という状況でしたから。

しかし、その時点でも、メインバンクにしている地元の銀行(会社の勤務していた時の給与振り込みの口座にしていたところ)からは、何度も何度も「年金相談日」のお知らせのお手紙は届いていました。

年金のことについて相談する日を設けているから、希望の日に来てください、というようなもので、相談日の開催日の一覧が同封されているようなものです。

でも、年金の支払いの履歴とか、受け取り予定額とかについては、年金機構から定期便が届いていたし、何も他に相談が必要なことは思いつかず、「年金貰ったら資金を運用してね」とかの宣伝かと思って、一度も参加しませんでした。

今でも、この相談日に何を相談するのかは、謎です。

年金って、いつから貰えるの?

てっきり、老齢年金って、65歳にならないともらえないものだと思っていたけど、もっと早く貰えるんだ…と、知ったわけですが、そもそも、何歳から貰えるの?と思って調べてみましたら、なんと、企業に勤めていて厚生年金に加入していた場合は、65歳よりも前に年金を受け取ることができるんですね。

年金の請求手続きの書類が届く

61歳の誕生日の数か月前に、日本年金機構から緑色の分厚い封筒が届きました。

なにこれ?
という感じで一応開封してみますと、なんだか冊子のようになっている文書やら、説明書が入っています。

年金の請求なんて、振り込みの口座を書いてハンコを押すぐらいで手続きが済むのかと思っていましたので、少々驚きました。

なんだかこれは、書類を作成するのがめんどくさそう…。
「年金の請求手続きのご案内」という紙の1ページ目を見ると、「61歳の誕生日を迎えてから、添付書類とともに年金事務所に郵送するか窓口に持参してください。」とあるので、まあ、まだいいか、と、誕生日まで中身をよく見ないことにしました。

「年金請求に必要な添付書類」はものすごく多い!

さて、誕生日も過ぎたので、そろそろ年金の請求手続きをした方がいいかな、と思いまして、しまい込んでいた緑色の封筒を引っ張り出し、まず、「年金の請求手続きのご案内」を眺めます。

が、なにこれ?ハンコを押して出すだけじゃダメなの?
なんだか、今から役所に行って入手しなければならないものが多いんじゃないの?

↓「年金の請求手続きのご案内」は、こちらから見られます。

年金請求する人すべてが用意しなければならない書類

「年金の請求手続きのご案内」を見てみると、2ページ目に「年金請求に必要な添付書類」というのがありますが、その一番最初に書いてあるのが、これです。
(1)ご本人の生年月日を明らかにできる書類
・戸籍の抄本(戸籍の一部事項証明書)
・戸籍の謄本(戸籍の全部事項証明書)
・住民票
・住民票の記載事項証明書

の、いづれかの書類、と書いてありますが、え?どれにすればいいの?
どれも、役所に出向いて、貰ってこなければならないじゃないですか。
どれを貰えばいいんでしょ?

3ページ目を見てみると、
配偶者がいる場合
・ご本人の戸籍の抄本(戸籍の一部事項証明書)
・ご本人の戸籍の謄本(戸籍の全部事項証明書)
のいづれか

子がいる場合
・子とご本人それぞれの戸籍の抄本(戸籍の一部事項証明書)
・ご本人の戸籍の謄本(戸籍の全部事項証明書)

まあ、どうせ役所に貰いに行くんだから、その時に聞いてみるか。
ということで、市役所に行ってみることにしました。

「ご本人の戸籍の謄本(戸籍の全部事項証明書)」を貰うべき

市役所に着いて、書類を発行している窓口に行くよりも先に、年金の担当窓口に行くことにしました。
年金事務所から届いている書類はすべて持参しました。

で、担当の人に聞いてみますと…。
まず、持参した書類を一通り見た後、後方の端末に向かってなにか調べ物をした後に、いくつかの事項を確認されました。

そのあとで、「それで、この、抄本とか、謄本とかは、どれをいただけばいいんでしょうね。」と、質問しましたら、「ご本人の戸籍の謄本が一番いいでしょうね。加給年金などの申請のためには、配偶者の情報もあった方がいいですから、謄本を貰えば、全部記載されています。抄本も謄本も、料金は同じです。」とのこと。

なるほど。
では、そちらの窓口に行ったときにそう申し込もう、と、その前に聞いておきたいことは聞いてみることにしました。

しかし。
すぐにわかりそうな感じのことでも、いちいち端末などで調べたり、他の担当者に聞いたりと、結構時間がかかります。
どうやら、役所の年金の窓口の方は、さほど年金事務については詳しくない模様。
「詳しくは、年金事務所に行って聞いてください。」
というお返事になりました。

まあ、自分で調べてもわかるか、とは思ったのですが、もう、しきりに「年金事務所に行ってください。」と勧められます。

そうかあ、やっぱり年金事務所に行ってみるしかないのかなあ、と思いつつ、お礼を言って、謄本を発行してくれる窓口に移動しました。

窓口に声をかける前に、そのフロアにあるカウンターで、「各種証明書申し込み用紙」に必要事項を記入してから、窓口に提出し、数分待って無事に戸籍謄本を入手しました。
手数料は、450円でした。

年金事務所は、予約が必要

さて、年金事務所に行くようにと、役所でもしきりに勧められたので、あまり気が進まないけど、予約の電話をしてみることにしました。

でも、案の定、私の都合のいい日、都合のいい時間には、予約が取れません。
「明日の朝、一番最初の予約の人の前だったら、大丈夫ですよ。朝の8時に来られますか?」と言われたけど、そんなに近くでもないし、朝早く出かけるのは正直しんどいので、丁寧に辞退しました。

まあ、説明書をちゃんと読めば、何とかなるでしょ。

ということで、年金事務所には行かずに、自力で書類を作成することにしました。

年金請求書を作成してみる

と、いうことで、さっそく請求書の作成に取り掛かることにします。
実際のところ、記入例もちゃんとあるので、1ページずつ確認していけば、そんなに難しいことでもないような気がします。

↓はじめて老齢年金を請求するとき…記入例が掲載されています。

年金

Posted by まあさ