漢方薬は、粉末よりも、煎じて飲む方が断然効き目があるという件

おなじみの漢方薬といえば

皆さんがよくご存じの漢方薬といえば、お医者さんで処方される、「ツムラ」のあの、個包装に番号が書いてあるお薬なんじゃないかと思います。

私も実は、漢方薬といえば、ちょっと独特の匂いのある、粉末のお薬というイメージしかありませんでした。
実際、何回かかかりつけの病院で、ツムラの漢方薬を処方されたことがありましたし。

ところが、ある勉強会の講師としておいでになった、漢方薬局の薬剤師さんの話を聴いて、本来の漢方薬とは、その人の体調や症状をよく見て、その人のために処方されたお薬を、土瓶などで煎じて服用するものだということを、初めて知りました。

その先生がおっしゃることには、処方した漢方薬は、その人一人だけのためのものであること、粉薬として処方することもできるが、煎じて飲む方が断然効き目が良いということです。

迷わず、「煎じるのしてください」と言ったものの…

というわけですので、初めて訪れた漢方薬局で、へバーデン結節の痛み緩和のための処方をしてもらったときに、「粉末で飲める薬にしますか?それとも、煎じる薬が良いですか?」と聞かれて、迷わずに「煎じる方にしてください!」と、答えてしまいました。

では、ということで、煎じ方の説明をしていただきました。

  • 煎じるのには、土瓶が必要。金属製のヤカンは、化学反応が起きてしまうので、向かない。
  • 800ccの水を土瓶に入れて、薬のパックを一つ入れ、水の量が約半分になるまで、弱火で1時間煮だす。
  • 出来上がった薬は1日分で、朝と晩に半分ずつ飲むこと。
  • 「それでは作りますので、お待ちくださいね。」と言われて、待合スペースに戻ったわけですが。

    まず、我が家には金属製のヤカンしかありませんので、土瓶を買って行かないとならないよなあ、と思いまして、そこに並んでいる土瓶を眺めました。

    そこにはいろいろな土瓶が並んでいました。
    例えば、こんなのです。

    煎じ用土びん  亀甲土瓶 (高級耐熱) 1.5リットル 茶色

    萬古焼 耐熱煎じ土瓶 母心1000cc 2490ah

    漢方薬煎じ・土瓶

    さて、どれを買っていこうか。

    が。
    毎日、1時間、弱火で煮ださなくちゃならないのかあ。
    放っておくわけにもいかないから、火をつけている間は、近くに居ないとならないよなあ。
    1時間ねえ。
    毎日できるだろうか。

    つい目を離して、焦げ付いたりしてしまいそうだし。
    もう絶対、煮だし過ぎて、焦げ付くかも。

    なんか、「煎じ薬にしてください。」と迷わずに言ってしまったものの、毎日できるんだろうか。
    なんとなく、続かなくて、途中で飲まないことになってしまいそうだなあ。

    どうしよう。

    今からでも、粉薬にしてくださいって、申し出たほうが良いだろうか…。

    と、見ていたら、なんと、良いものがあるではありませんか!
    マイコンで、煎じてくれる、電気のポット!

    ハリオ マイコン煎じ器3 HMJ3-1000W

    これなら、ついている必要は無いし、時間が経てば勝手にスイッチが切れてくれるので、安心です。
    基本的にめんどくさがりで、ついついサボってしまいがちな私でも、もしかしたら、続けられるかな。

    たまたま、現金の持ち合わせもあったし、買って行けそうです。

    普通の土瓶を買って行ってしまったら、もう、挫折は確定です。

    ということで、薬ができたときに、「これもください!」と、マイコン煎じ器を指さしていました。

    すぐに始めないと、ずっと始められない気がする。

    さて、マイコン煎じ器と、肝心の漢方薬を持って、家路についたわけですが、帰る道々、「まず、帰ったら、すぐに箱を開けて、マイコン煎じ器を使いはじめないとね。ひと休みなんかしていたら、きっと、明日からでいいやー、と思って、始められなくなってしまう。明日でいいやー、と思ったら、もう絶対、明後日からにしよう、と思ってしまうに違いない。」と、思い続けていました。

    今日すぐに始めなかったら、きっと、もうずっと、始められなくなってしまうという予感でいっぱいです。

    と、いうことで、帰宅してすぐに、マイコン煎じ器の定位置を決めるために、台所を片付け、場所を決定、直ぐに容器を洗って、水を入れて、漢方薬のパックを投入!

    いや、何度も「ひと休みしてからにしようかな…」「どうせ60分煎じるんだから、夕食の準備前にしようかな…」などと、やらない理由が頭をよぎりましたとも。

    でも、その都度、「いやいや、すぐにやらなかったら、ずっとやらないことになってしまう!」と、自分を奮い立たせて、頑張りました。

    そんな大袈裟なこと??と思われるかもしれませんが、本来がナマケモノで、グータラな私にとっては、大きなことなんです。

    漢方薬局の薬剤師さんに教えてもらった通りに、設定を弱にして、タイマーは60分。
    ここまでやってしまえば、あとは、マイコン煎じ器がお薬を煎じてくれるのを待つだけです。

    漢方薬1パックは、2回分に分けて飲む

    出来上がったら、漢方薬のパックは、すぐに取り出します。
    取り出さずにそのままにしておくと、折角に出されたお薬の成分が、パックの中に戻っちゃいますからね。

    出来上がった薬の半分は、晩ご飯の前に飲んで、残りの半分は明日の朝、朝食前に飲みます。

    つまり1パックで、1日2回分というわけなのですが、「1日分を朝作って、その日の朝晩で飲むようにしなくてもいいんですか?」と、質問しましたら、「朝の時間は皆さん忙しいですからね、60分も煮だしている余裕はないでしょう。夕方煎じて、次の朝は、温めて飲むだけにしたほうが良いんですよ。」とのこと。

    なるほど!

    出来立ての煎じ薬は、温かいですが、翌朝には当然冷たくなっているので、電子レンジで温めるか、お湯を注いで温かくしてもいいそうです。
    温かい状態で飲む方が、吸収が良いんだそうです。

    私は、次の朝は、漢方薬をマグカップに移して、電子レンジで温める方法にしました。

    なんでも1週間頑張れば、習慣になる!

    それからの毎日は、晩ご飯の支度を始める前に、漢方薬をマイコン煎じ器にセット、ご飯の支度ができる頃には漢方薬も出来上がっているので、夕食前に半分を服用。
    翌朝は、残り半分を電子レンジで温めて、朝食前に服用。
    という流れになりました。

    ずぼらな私ですが、とりあえず、毎日夕方に漢方薬を煎じることにしてみると、次の朝は楽ちんなので、なんとか続けられました。
    これ、普通の土瓶だったら、無理だったと思います。

    そして、続けているうちに、朝晩の漢方薬を飲まないことが、なんだか物足りなく感じるようになりました。
    外泊の仕事があるときなどは、持っていけませんので、飲まなくてもいいや、と思っていたのですが、これがもう、飲まないと、なんだか落ち着かない気分なんですね。

    毎日同じことを続けるっていうのは、正直、最初はものすごく努力が必要です。

    よし!と、自分に気合を入れてからでないと、なかなか実行できないんです。
    まあ、その動機付けは、「高い漢方薬なんだから、無駄にしてはいけない」とか「せっかく買ったマイコン煎じ器なんだから、有効利用しなかったら損!」とかなんですけど。

    でも、頑張って続けているうちに、本当に習慣化するんですね。
    やるのが億劫じゃなくなるんです。

    これは本当に自分でも不思議でした。

    「三日坊主」っていうけど、ほんと、3日目ぐらいはもう、しんどいなあ、めんどくさいなあ、と、ついついそこで終わりにしてしまいそうな、根性なしになってしまいます。

    ところが、それを過ぎても頑張って続けると、それはもう、体に染みつくっていうか、意識しなくてもやれることになってしまうんですね。

    もしかしたら、なんでもそうなのかな。
    これまで、「やるべきだ」と思っていたことでも、なかなか続けられずに挫折したことが沢山あるけど、どんなことでも同じように、しんどいところを通り過ぎたら、意識しないでも続けられる習慣になるのかもしれないですね。