80代父のガラケーをスマホに機種変更
ガラケーは、もうすぐ使えなくなる??
実家の父から「auショップに行きたいから、付き合ってほしい。」という依頼がありました。
auから封書が届いて、「もうそろそろガラケーが使えなくなるから、スマホに替えませんか?今なら少しサービスがありますよ」ということなので、この機会にスマホに替えようかな、でも、1人でauショップに行ってもよくわからないと困るので、一緒に行ってほしいということでした。
母の方はもう2年前にスマホに替えているので、父には「もうスマホにしたら?画面が大きくなるから、見やすいよ。」と勧めていたところなので、喜んで付き合うことにしました。
これからスマホに新規で変更する人を対象にしたサービスは、こちらに詳しく記載されていました。
↓
ケータイ(3G)をご利用の60歳以上の方へ
https://www.au.com/mobile/sp-debut/
「ガラケーはもうすぐ使えなくなる」って、以前から耳にしていましたが、本当はいつから使えなくなるの?
と、思ったので、調べてみたら、2022年の3月末までは、使えるんですね。
まあ、焦って機種変更しなくても、いいっていてばいいんですが、父がその気になったので、今が替え時かな。
「CDMA 1X WIN」サービスの終了について↓
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/11/16/3428.html
こちらによると、60歳以上の人が、初めてガラケーからスマホに機種変更すると、お得なことが沢山あるみたいですね。
簡単スマホか、普通のandroidか
さて、auショップに行きまして、父が届いていた封書を出しますと、親切なスタッフの方がすぐに応対してくださったのですが、はたして、そのスマホにすればいいのか、ですね。
auからのおススメの機種は、シニア向けに操作が簡単だという「簡単スマートフォン」と、今回のおススメプランが使える普通のスマートフォンの、2種類がありました。
以前、叔父叔母が、別のケータイ会社の簡単スマホを持っていたので、ちょっと触らせてもらったのですが、画面の感じが私のandroidと違うし、やりたいことをするにはどうしたらいいのか、直観的にはわかりませんでした。
そこで父には、「普通のandroidにすれば、使い方がわからない時に、私がすぐに教えてあげられるし、お母さんも普通のandroidだから、教えてもらえると思うよ。」と、普通のandroidを勧めました。
ショップの中に展示してある、インターネットにつないであるモデル機を、父に実際に触ってもらって、普通のandroidでいいとうので、父に好きな色を選んでもらって、これに決めました。
高齢者が契約するときは、家族の署名が必要?
機種が決まったら、契約についての説明がいろいろあります。
説明と確認の内容は、こんな感じのものです。
↓
総務省のホームページから見つけた資料
http://www.soumu.go.jp/main_content/000163789.pdf
かなり丁寧に説明してくれたので、軽く1時間はかかりました。
さすがに、父も「こんなに時間がかかるのか…」と、ちょっとくたびれてきたようです。
「うん、こんなもんだって。もうちょっとだから。」
と励ましつつ、手続きは進みます。
契約するには、身分を証明するものが必要なんですね。
幸い父は、運転免許証を持っていますし、念のためにと言って、健康保険証も持ってきていましたので、問題ありませんでした。
その他に、料金の引き落としのための銀行口座、または、クレジットカードが必要です。
これも、父の財布の中に、銀行のカードも、クレジットカードも入っていましたので、OKでした。
最後に、「娘さんですよね?ご高齢の方の契約には、ご家族の同意が必要ですので、こちらに署名をお願いします。」
とのことで、私にも署名が求められました。
署名っていっても、説明に使っていたタブレット端末の画面に、タッチペンで名前を書くんですけどね。
しかし、家族の署名が必要とは、初めて知りました。
これは、きっと、高齢者に対する契約で、今までいろいろとトラブルがあって、その対策のためなのでしょうね。
携帯電話サービスに関する高齢者等に対する応対について
https://www.tca.or.jp/information/pdf/koureisha.pdf
こちらには明記されていませんが、トラブルを避けるために、家族の同意と署名を、会社でルール化しているものと思われます。
80代とはいえ、地域の世話役を引き受けたり、地域の祭りで電気設備の準備や管理を依頼されているような、ぜんぜん年老いてはいない父なので、「スマホへの機種変更ぐらい、自分一人でできるんじゃ?」と思っていましたが、結果的には娘である私が付き添って行って、正解だったということですね。
もし、父が1人で出向いていたら、すぐには機種変更ができなかったかもしれません。
ともあれ、契約の説明を受けている間に、父の古いガラケーにある電話番号のデータは、新しいスマホに移す作業をしてくれましたので、無事に新しいスマホを受け取ることができました。
私が何年も前にスマホに機種変更をした時には、「アドレス帳の移し替えは、ご自分で」と言われて、microSDカードに移して、入れ替え作業は自分でやらなくちゃならなかったんですけどね、今は親切ですね。
そうしないと、なかなかみんな、スマホに機種変更してくれないからでしょうね。
LINEで、孫からのメッセージに大喜び!
とまあ、携帯電話のアドレス帳も無事に移動できて、auショップの方から、「帰宅したら、やってあげてください。」と言われたことが2点。
- Wi-Fiの設定
- auのIDの登録
家の中で使っている無線LANなどを使えるようにするための設定は、auショップの中にいたのではできないので、帰宅してから、まずやらないとなりませんね。
それから、auのIDの登録も、いろいろ決めなきゃならないので、帰宅してからゆっくりやってくださいということですよね。
もう一つ、「auウォレットカード」も、この機会に作ってもらうようにしましたので、2週間ぐらいあとに、それが郵便で届いたら、ウォレットカードの登録もしてくださいと言われました。
本人確認などのため、ウォレットカードが手元に届いてから、登録することで初めて、カードが使えるようになるのだそうです。
これからキャッシュレス社会になってきますからね、少額でもキャッシュレスで買い物ができるカードがあれば、便利かなと思いまして、これも父に勧めました。
帰宅して早速、Wi-Fiの設定とauのIDの登録を済ませ、ついでに、LINEも使えるようにしました。
父の携帯電話の番号は、既に孫たちのスマホにも登録してあったので、LINEを設定すると、孫たちのスマホに父がLINEを使いはじめたことがわかったのでしょう。
早速孫たちから
「じいちゃん、スマホにしたの?」
というメッセージやら、スタンプやらが届き始めました。
これは、父も嬉しかったようで、まんざらではない顔をしていました。
内心は、大喜びだったと思います。
父がスマホを思い通りに使えるようになるには、まだちょっといろんな工夫がいりそうですが、それはまたあとでご報告します。
スマホに機種変更するときの覚書
- 高齢者の契約には家族の同意が必要
- 健康保険証、運転免許証などの身分を証明する書類が必要
- 料金引き落としのための銀行カードまたはクレジットカードが必要
- スマホを選ぶなら、家族が使っているものと近いものが便利
今回は、たまたま娘である私が同行していましたので、難なく「家族の同意」の署名ができましたが、これ、父が1人でショップに行ったんだとしたら、どうなっていたんでしょうね?
「ご家族の同意をいただいてきてください。」とか、書面でも渡されて、一度帰宅するようになって、「俺はまだまだしっかりしているのに、若いもんの同意を貰わないと、電話ひとつ買うこともできんのか!年寄りを馬鹿にしている!」って、憤慨するようなことになっていたんでしょうかね?
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